【問題】元映画館スタッフが本当におすすめする席はどこでしょう?

映画

 


問答無用にうしろに座っていませんか?


 

皆さん、こんにちは!松尾 弥生(まつお やよい)です。

今回はタイトルに問題を出してみました(^^)

 

みなさんは、映画館に足を運ぶことがありますか?

今はNETFLIXやAmazonプライムなどで映画をどこでも手軽に楽しめる時代になりましたが

依然、映画館の興行収入額は増え続けています。

 

以下、ファイルウェブさんより抜粋

PHILE WEB|AV/オーディオ/ガジェット
音元出版が運営するAV/オーディオ/ガジェット情報サイト。最新ニュース、製品レビュー、売れ筋ランキング、連載コラムなど、専門出版社ならではの豊富なコンテンツを毎日更新しています。

令和元年(2019年)の全国の映画館の入場者数は、1億9,491万人(前年比115.2%)。

興行収入は2,611億8,000万円(前年比117.4%)と、いずれも前年度を大きく上回り、

2016年度の記録(2,355億円)を超える過去最高を記録した。

 

実は、映画産業は景気に左右されやすいと言われていまして

好景気には落ち込み、逆に不景気だと伸びるという特徴があります。

 

1人の映画好きな人間としては、嬉しいような、ちょっと危機感もあるような…

 

私は小さいころから映画を観ることが大好きで、今も映画館に足しげく通っております。

(最近は新型コロナウイルスによる騒動で、なかなか見る時間が取れずにいます。涙)

 

そして、映画好きが転じて、映画館のスタッフとしておよそ4年働いておりました。

そこは、全国でも有数の動員数を誇るシネコンでして、充実した時間を過ごさせてもらいました。

 

私よりもはるかに映画に対する熱が強いスタッフが多くて、

中にはプレミア上映へ行くために、休みを取ってわざわざ台湾に飛んだ方もいました。(お土産がおいしかったなぁ)

 

そんな映画好きな人々に囲まれて過ごした中で、新たな発見は数知れず

そのうちの一つが、このタイトルの問題。というわけです!

 

さて、元映画館スタッフが教えるおススメな座席、みなさんはどこだと思いますか?

 

 

 


一般的に言われているのは、やっぱり後ろ


 

まず、やはり後ろ派の方が圧倒的に多いようです。

 

座席が埋まっていく順番は、ざっくりとではありますが

後方→真ん中→前方という印象があります。

 

後ろの座席が人気なのは、いくつか理由が考えられます。

 

①後方への気づかいをしなくて済む

自分の後ろにあるのは壁のみ。という状況は、たしかに気が楽ですよね。

途中で疲れたら、両腕を高々と上げてグーっと伸びをしても、誰にも迷惑をかけません。

(となりにお客さんがいるときは控えましょう!!)

 

②画面を見おろす方が、首が疲れない

見上げざるを得ない一番前の座席に比べると、明らかに首への負担が違います。

特に、画面が大きくて広いところだと尚更です。

ちなみに、アップリンク渋谷のようなミニシアターは一番前の席がおススメですよ☆

アップリンク渋谷
奥渋谷にある「アップリンク渋谷」は、ギャラリーやレストランを併設した小さな映画館です。

 

 

③視野に対して画面が小さいので、目が疲れにくい

前方の座席でアクション作品を観る場合、動きを目で追いきるのは難しいですよね。

その点、後ろの座席はスクリーン画面が視野の中にすっぽり収まるので

目を激しく動かさなくても、俯瞰で情報を捉えきれるというわけです。

 

しかし、前方にいるお客さんの様子や、館内の状況も目に入るので

なかなか作品に集中できない…

 

では、作品に集中できて、さらに体が疲れにくい場所はどこなのでしょうか?

 

 


真ん中の真ん中を避けろ!


 

はい!私の答えはコレです!!どーーーーーん!!!

 

 

…はい。ちゃんとご説明いたします。

 

まず、全ての座席を見て、よこ方向の真ん中あたりに狙いを定めます。

ここはざっくりで大丈夫です。

赤く囲ってある部分にご注目!

イメージ図

 

そして、ここからがポイント!

たて方向の真ん中から少し外れたところを選びます。

イメージ図

 

たったこれだけです。簡単でしょ?イヒヒ

え?範囲が広すぎる?いやいや、そんなことはありません。

だってこのスクリーン、630席くらいあるのですから。これでも絞った方です。イヒヒヒ

 

あとは目の高さと画面中心の高さがだいたい同じになるように席を選べば大丈夫です。

 

同じ原則で、別のスクリーンで選んでみましょう。

イメージ図

 

前の画像と比べると座席数が小さくなりました。

同じように、よこ方向の真ん中あたりに狙いを定めて…

 

イメージ図

 

あれ?よく見ると、一番左側の席が選ばれていません。これはどうしたことでしょうか?

このスクリーンは、画面の中心と部屋の中心がずれているのです。

 

音響のよさを狙って選ぶのであれば、部屋の中心に合わせるところですが

今の音響技術はハイレベルなので、ほとんど問題ではありません。よって、画面の中心に合わせて選びます。

赤丸が少しずれているのはこれが理由です。

 

とにかく、真ん中の真ん中を避けて、少し外れた席を選ぶのです。

そうすると、意外と前方もおススメと言える席になりますよね!

 

※画像が分かりづらくて申し訳ないです汗

 2020年6月の時点で、新型コロナウイルス拡大防止策として

 映画館が一席ずつ空けて席を販売しているので、目がチカチカする画像になってしまいました。

 全席販売対象になったら、また新しい画像に差し替えます。

 

どうしておススメと言えるのか?


 

では、そのメリットを述べていきます。

 

①画面と視野が同じくらいになるので、映画の世界にどっぷり入り込める

もうね、これが一番大きなメリットですよ。マジで。←

この方法で席に座ると、目の高さとスクリーン画面の真ん中の高さがだいたい同じ場所になります。

 

これは個人の座高の高さに大きく影響するので、一概には言えませんが

身長154センチの私の場合、スクリーン画面の真ん中が自分の目線の高さよりも少し上に来ます。

(そう。松尾って、意外とちっちゃいんやで…)

 

ここまで来ると、自分の視野と画面の大きさもだいたい同じになるのです。

後ろの座席で気になっていた、館内のジャマな視覚情報がグッと少なくなります。

 

私の体感では、少し画面の方が自分の視野よりはみ出ていても、意外と気になりませんし

となりや前にお客さんがいたとしても、否応なしに画面に集中することになります。

 

作品への没入度がケタ違いに上がるのです。

 

②過度に見上げないので、首も疲れない

一番前の席は、スクリーン画面が大きければ大きいほどキツイものになります。

しかしこの場所は、ある程度の高さがあり、目線が正面を向くので、首が疲れる心配はほとんどありません。

 

③耳が疲れにくい

これは、大きい映画館の方が違いを感じます。

劇場にもよりますが、大きなスクリーンはだいたい、天井に音の出力装置であるスピーカーがついています。

後ろの座席に行けば行くほど、天井と座席との距離は近づきますよね。

 

…そうです。スピーカーが近い後ろの座席は、意外と耳が疲れやすいのです。

 

また、若干ではありますが、他にも耳への負担が大きい場所があります。館内のど真ん中です。

スクリーンに対してど真ん中を避けても、部屋全体のど真ん中だと

定在波やフラッターエコーのような音響障害が発生しやすくなります。

無意識のうちに、より注意深く聞こうとするので、余計に疲れてしまうのです。

 

ただ、先ほどもお伝えしたとおり、これはほとんど気づかないレベルのものなので、過度に気にする必要はありません。

今は、基本的にどこに座っていても、よい音響状態で映画を楽しめます。

 

④途中でトイレに行きたくなったり電話に出なきゃいけなかったりして席を外しやすい

これはもう単純なお話でありまして…

 

想像してみてください。あなたは今、真ん中の席に座っています。館内は満席です。

鑑賞の途中、どうしてもトイレに行きたくなりました。

周りに気を遣いながら立ち上がり「すみません。」と、楽しんでいるお客さんの前を通ろうとする。

足元が暗いので、なかなか前に進めず、お客さんもイライラ。

済ませて席に戻ろうとするも、また同じことをするハメに…

 

こんなとき、真ん中の席は辛いものですよね。

途中で退席せざるを得なくなったときには、少しでも通路に近い方が出入りしやすいです。

 

場所によっては、一番前にしか出入り口がないところもありますので

後ろだと行き来するだけでも、余計に時間がかかってしまいます。

 

映画もその間にどんどん内容が進みますので、その時間のロスはもったいないと思います。

 

 


 

映画を観るときのおススメの座席まとめ


 

私は、映画館で映画を観る理由はやはり、「臨場感!そして体感!」だと思っています。

 

今はむしろ、目で追い切れるか追いきれないかギリギリ…!くらい前の席が好きで

たとえば、好きなシリーズの最新作で何度も観ることが決まっているような作品は

 

1回目:真ん中の真ん中を避けた、後ろの席

2回目:後ろよりの席

3回目:真ん中の真ん中を避けた、前方の席

 

といったように、回数で席を変えることもあります。笑

 

映画館の座席に関しては、スクリーン画面の大きさ、部屋の大きさ

そして個人の身長や座高によって大きく好みが変わりますので

一つの意見として捉えていただけるとありがたいです。

 

今のところ後ろの方が人気なので、前方は周りに人が少ないハズです。イヒヒヒヒ←

皆さんも、思いきって慣れ親しんだ場所を離れ、気分を変えて映画を楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました