プロとアマの違いって何?

考え

 


プロだからエライ?アマチュアだからヘタ?


 

皆さん、こんにちは!

ゆるマジメ!管理人の松尾 弥生(まつお やよい)です。

 

音楽のみならず、文化芸術を勉強する多くの人が、プロになることを目指して日々頑張っています。

しかし、全員がその夢を叶えているワケではありません。

 

バイトをしながら頑張っているのになかなか芽が出なくて、友だちに成功者が出て焦ったり

肝心な時に失敗して、ひどく落ち込んでなかなか立ち直れなかったり

そうこうしているうちに気がつけば年齢を重ねていて、結局夢を諦めてしまう…

 

「自分には才能がない」

「自分にはセンスがない」

「もう夢を追うことに疲れた」

 

このように自分に言い聞かせるのです。経験がある方もいるのではないでしょうか。

 

「プロなのにヘタすぎない?www」とか

「俺の方がうまいのに、なんでアイツがプロとして活動できてるんだ!」とか

「アマチュアは、プロの方の言うことは聞かないとダメ!」とか

「アマチュアだから気楽でいいよね。」とか

 

このような風潮に苦しんでいる方も多いと思います。

実際に口に出してしまった方もいるでしょう。かつて私も思ったり、実際に言ってしまったことがあります。恥

 

日本は特に、プロフェッショナルとアマチュアとの間に分厚い壁があるように感じます。

 

【プロだからエライ】【アマチュアだからエラくない】

【プロだからうまいのが当たり前】【アマチュアはヘタ】

 

このような必要以上にプロを賛美するような考えに、私は違和感を覚えるのです。

 

周りの人々はこれが普通だと思っていて、このような考えを何気なく発言している。

その一言に傷つき、それが積み重なって「自分はダメだ」と自信をなくし、夢を諦める。

さらに今度は自分が夢を追いかける人に同じことを言ってしまう…まさに悪循環です。

 

そこで、今回はプロとアマの違いをこの際、ハッキリさせます。

 

プロとアマの違いが分かることによって、必要以上にプロを賛美する必要がなくなり

アマである人を卑下するような考えはなくなります。

 

また、夢を追いかけてる最中の方は、必要以上に自分の心を痛めつけたり、苦しめたりすることがなくなります。

夢を諦めることになったとしても、別の仕事をしながら続けるモチベーションが出てきたり

今度は夢を追いかける人を心から応援することができるようになります。

 

夢を追いかけやすい世の中になったら、素晴らしいと思いませんか?

 

一度夢を諦めた方、夢を追いかけている方、特にその狭間で苦しんでいる方にぜひ読んでいただきたい内容です(^^)

 

 


早速!結論を!言っちゃいます!


 

 

松尾の考えるプロフェッショナルとアマチュアの違いはこうです。

 

プロ → その職業を生業として選んだ人

アマ → その職業を生業として選ばなかった人

 

「生業としている人」「していない人」ではなく「選んだかどうか」がポイントです。

 

世間にはプロアマという言葉が存在します。

お金をいただいてはいるものの、生活できるほどお金を稼げてはいない

プロフェッショナルにはなりきれず、かといって完全にアマチュアでもない人という意味です。

例えて言うなら、山犬にもなりきれず人間にもなりきれない「もののけ姫」のサンですね。(例えがザツ)

 

この言葉は「生業としている人がプロ」「していない人がアマ」という考えのもとに成り立っていますが

これが通用したのは、2000年前半頃までです。今は通用しません。

はっきり申し上げると、お古な考え方です。

 

この頃は、生業にする職業は一つだけという「専業」が主流でした。

サラリーマンで言うと、一つの会社に定年まで勤めあげることが当たり前だった時代です。

しかし、長いデフレから脱却できずリストラを余儀なくされる人が増えて、ブラック企業が話題となり

徐々に「会社に勤める=安定」という方程式が崩れていきました。

 

音楽業界ではインターネットの普及により、ライブストリーミングを使う人が増えたため、CDを買う人が減り

YouTubeを含むSNSの台頭によってテレビを見る人が減ったため、音楽番組がなくなり

事務所は収入が少なくなり、所属するアーティストを養えなくなっていきました。

 

また、今は誰でも発信できるようになったために情報があふれ、SNSの口コミからスターが生まれることもありますよね。

また、クラウド・ファンディングという、見ず知らずの人から資金を集めて夢を叶える人も出てきました。

要するに、事務所や楽団に所属する必要がなくなっていったのです

 

今現在、そしてこれからは、いくつかの収入の柱を持つという考えの「複業」が主流になっていきます。

今年の新型コロナウィルスによる社会の変化によって、まずはじめに痛手を被ったのは、文化芸術の分野を専業としてきた人たちです。

 

イベントやお教室は中止。講師を務めてきた学校も中止。レコーディングなどのお仕事も中止。

 

これによって、たくさんの専業者が生活のために急遽アルバイトをせざるを得なくなったり

生活が苦しくて、お仕事を完全にやめてしまう人が続出しました。

 

アルバイトをしながら音楽や演劇を続けていた人の収入が、専業の人よりも大きくなるという事態が発生したのです。

 

このことによって、一つの職業のみで生きていくという考えがどれだけ危ないのかが、分かりました。

人々が「一つの収入の柱が崩れても、別の収入柱がいくつかある複業の方が安全だ」という考えにシフトチェンジした瞬間です。

 

もう、「音楽だけで生きているオレってかっこいい」という時代ではありません。

むしろこの考えは危険なのです。新型コロナ騒動によって、身に染みた方も多いことでしょう。(はい私もです)

 

生業は、一つである必要はないのです。

 

専業か、複業かどうかはともかく、生業としてその職業を選んだのなら

その仕事をしていただいたお金でお昼ごはんのおにぎりを買って食べたり、家賃や通信費、ガソリン代の足しにできたのなら

その時点であなたはプロです。プロと名乗ってよいのです。

 

他にバイトをしていようが関係ありません。

 

もう一度言いますが「その職業を生業としている人がもてはやされる」時代は、もう終わったのです。

残念ながら、これは紛れもない事実です。

 

これからを生きる文化の担い手である私たちは、これをしっかりと肝に銘じる必要があります。

 


技術&知識レベルについて


 

 

次は「うまい」「ヘタ」という、技術レベルについてお話しします。

 

プロフェッショナルは技術レベルが高い = うまい、知識が多い

アマチュアは技術レベルが低い = ヘタ、知識が少ない

 

このような構図は、どの業界にもありますよね。

しかし、これは至極当然なことではないでしょうか。

 

例えば、レジ打ちのアルバイトをはじめる人がいたとします。

研修中はたどたどしく、スピードも遅くて、お客さまから怒られたりして自信をなくしたりしますが

それでも関係なくシフトは決まっていて、来る日も来る日も否応なしにレジ打ちをする日々。

でも、対応しているうちに少しずつ容量がつかめてきて、スピードも徐々にあがってきます。

やがて、研修期間がとれるころにはレジを打つことにも慣れ、余裕が生まれるようになりました。

もちろん、どんなにたどたどしくてスピードが遅くても、研修期間中は決まった額をいただけます。

今では、店内の配置や様子も分かるようになり、後輩を研修する係になりました…

 

…お仕事って、どんな人でも、だいたいこんな感じですよね。

 

一定の期間、嫌でもやらなきゃならない状況に置かれれば、人は慣れます。

それが当たり前にできるくらい余裕が出てきて、他のことにも気を配れるようになったり、もっと勉強できるようになります。

そうなれば、このような状況下に置かれていない人よりは、自然と技術レベル&知識レベルは高くなるものです。

 

専門の学校に通って学ぶことも同じで、個人レッスンや本番が毎週あるような状況下に置かれると、早く成長するものです。

 

どの職業でも、アマチュアよりプロフェッショナルが「うまい」「知識が多い」のは当たり前なのです。

 

しかし!これはアマチュアの方がヘタということではありません!

アマチュアでも、プロ以上の技術を持ち、知識量が多い方はたくさんいます。

※その逆もしかり。これは向上心のないプロの典型です。よい子は見習わないように!!

 

ここで松尾が好きな、ある言葉を紹介します。

「世の中には2種類のミュージシャンがいる。それはプロフェッショナルと、アーティストだ。」

 

そう、世の中のミュージシャンにアマチュアという人々は存在しないのです。

アマチュアという方々は、仕事と好きなことを完全に切り離しています。

つまり、好きなタイミングに好きなだけの熱量を、好きなことに注ぐことができるのです。

アマチュアの方々は、プロよりもアーティスト気質なのかもしれません。

 

私はアマチュアの方を、プロの方と同じように尊敬しています。

なぜなら、アマチュアの知人に悩みを解決してもらったり、救われたりすることがたくさんあるからです。

 

プロの言うことは、いついかなるときでも絶対に正しいとは限りません。

プロの人たちも、アマチュアの人たちも、毎日が発展途上にあるのです。

 

冒頭にあげた辛辣な風潮は、このように変換できます。

 

「プロなのにヘタすぎない?www」

→ 「まだ研修中なんだな。がんばれ!」

 

「俺の方がうまいのに、なんでアイツがプロとして活動できてるんだ!」

→「お仕事には技術や知識だけじゃなく、運や人づきあい、人としてのレベルも必要よ☆キラーン」

 

「アマチュアは、プロの言うことは聞かないとダメ!」

→「プロアマ関係なく、人の言うことはまず聞かないとダメ!TPOによっても変わってくるから一概には言えないよね。」

 

「アマチュアだから気楽でいいよね。」

→「いやいや、彼らはアーティストやぞ?アーティストが気楽にやってるわけなくね?」

 

さて、あなたはその職業を生業に選びますか?それとも、選びませんか?

あなたのやりたいことができるのは、どっちの方でしょうか?

 


プロとアマの違いって何?まとめ


 

さて、もう必要以上にプロを賛美したり、アマである人を卑下することはやめましょう。

必要以上に自分の心を痛めつけたり、苦しめたりすることはやめましょう。

プロとアマはお互いに尊敬しあい、業界を盛り上げていく仲間であることを理解しましょう。

夢を追いかける人がいたら、心から応援しましょう。

 

プロとアマの違いって何?まとめ

・プロとアマの違いは、生業に選んだかどうか。

・これは専業であろうが複業であろうが、変わらない。

・プロが技術&知識レベルが高くなるのは、ごく自然なこと。

・アマチュアではなく、アーティスト!

 

プロフェッショナルとアーティスト。

ぜひこの考えを取り入れて、活動に活かしていただけたら嬉しいです。

 


P.S. 松尾からのお願い


 

これに関連して、、、

 

よく、駆け出しの若い音楽家にボランティアで仕事を頼む方がいます。

こちらは「友だちだから」「お世話になっている人だから」「勉強になりそうだから」という理由で引き受けます。

 

しかし、ボランティアというものは、すでに金銭的に余裕のある人が無償、あるいは少ない額で仕事をすることです。

駆け出しの若手音楽家の99.9%はお金に余裕などありませんし、そもそも仕事を頼むスタンスを問われる失礼な行為です。

人に仕事を頼むのなら、どんなに少なくとも、まずは最低時給以上の額は提示すべきではないでしょうか?

それが、人に仕事を頼むときの最低限の礼儀(マナー)だと思います。

 

そして引き受ける我々も、このようなお仕事はなるべく引き受けないようにするべきです。

 

「友だちだから安くやってよ」

→それは理由にならないし、友だちなら逆にきちんとお金を払うべきでは。

 

「お世話になっているから」

→だから何だ。結局相手のいいように使われているだけ。

 

「勉強になりそうだから」

→だいたい勉強にもいい経験にもならない。なったとしてもすぐ忘れる。経験者は語る。

 

そして何より、自分だけでなく、後に続きたいと願う後輩や子どもたちのためになりません。

Win-Winになるような関係をお互いに築けるように留意したいところです。

松尾も気をつけます。(ホイホイ飛びついちゃうクセがあるので…汗)

 

これはまた改めて記事にしますね。

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございます!

 

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