アサラトを練習するメリット4つとデメリット4つ

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人間、良いところばかりじゃないよね。←誰


 

皆さん、こんにちは!

ゆるマジメ!管理人の松尾 弥生(まつお やよい)です。

 

アサラトという楽器を始めて、2年ほど経ちました。

 

始めて最初のころは

「アサラトじゃ食っていけない」

と断言されましたが、

 

最近やっと

「お金にはならないけど、飛び道具としては素晴らしい

と言われるようになりました。

 

え?それは褒められてない?

 

 

…いいんです。

 

打楽器奏者でアサラトを取り入れているという時点で、

わたしはそれを「付加価値」だと思っています。

 

演奏動画をあげると

「教えてほしい」

って言われることも増えてきました。

嬉しい…涙

 

今回は、わたしが2年続けたからこそ見えてきた、

アサラトのメリットとデメリットを書いていきます(^^)

 

メリットはとにかく手軽!ということに尽きますが、

 

デメリットも含めてお伝えすることで、この楽器を始めたいという方への検討材料にもなるのではないかと思います。

 

人間と同じで、良いところばかりな楽器なんて、ありませんからね…(自戒も込めて)

 

 

 


アサラトをザっと解説!


 

 

 

さて、そもそもアサラトとは一体どんな楽器なのでしょうか。

 

アサラトとは、1本のひもにアボカドの種くらいの大きさの玉が2つはじっこについている打楽器です。

 

呼び方はアサラトのほかにも、ケスケス、テレヴィ…など様々で

プラスティックで出来ているものはパチカと呼ばれています。

 

ちなみに、パチカは日本で作られた楽器という位置づけです。

素材が変わるだけで、楽器の名前まで変わってしまうのですね。

 

2つの玉の中には、植物の種や石の粒が入っていて、振るとシャカシャカと音がなります。

マラカスと同じですね。

 

西アフリカで生まれたこの楽器は、お母さんが子どもに作って与えるおもちゃで

日本でいうこま回しや、けん玉のようなものです。

 

日本で音楽として取り入れる人が増え、上海や台湾、そして太平洋を越えてアメリカでも

楽しむ人が多くなってきました。

 

 


アサラトのメリット4つ


 

さて、アサラトのメリットをお伝えします。

 

1、値段が安い

 

アサラトの値段はほかの楽器よりも手ごろです。

どんなに高いものでも、5000円あれば購入できます。

 

たとえば、手軽に始められる楽器として知られているカホンでも、

高いものだと50000円以上します。

 

ケタが違います。笑

 

楽器の値段が安いというのは、始めるうえでハードルがぐんと下がりますね。

 

 

2、音量が大きくない

 

わたしは、生まれてから今までマンションに住んできましたが

アサラトは音量がそれほど大きくないので、家でも練習が可能です。

 

打楽器だけでなく、ピアノやサックスも音量が大きくて、とても家では練習できません。

 

家で練習できる楽器という利点は、かなり大きいですよね。

 

もちろん、一概には言えませんが、今はコルクでできた消音用のアサラトもあります。

ただでさえ、音量の小さい楽器がさらに消音用にもなって販売されているのです。

 

 

3、持ち運びしやすい

 

これも大切な要素ですよね。

先ほど登場したカホンは、持ち運びするためにケースを買ったり、カートを買ったりしなければなりません。

 

一方、アサラトは片手で持ち運びができます。

 

カラビナがあれば、複数のアサラトをまとめてカバンやズボンのベルトにくくりつけて運ぶことができます。

カバンの中からサッと取り出して演奏することが可能です。

 

重さは1ペアで大体50グラムほどです。

 

持ち運びにおいてはトップクラスの手軽さを誇ります。

 

 

4、誰でも簡単にリズムメイクができる

 

最大の魅力といっても良いでしょう。

 

一つ一つの技にリズムがあります。

 

1つの技を身に着ければ、1つのリズムを手に入れることができ

さらにそれらを自分で組み合わせることによって

自由にオリジナルのリズムを作ることができます。

 

楽しいですよ♪

 

 


アサラトのデメリット4つ


 

さて、次はデメリットを正直にお伝えしていきます。

 

 

1、みためが地味

 

これはもう仕方ないことですが、普通に振っているだけでははっきり言って地味です。

 

「誰にでもできそう」と思われがちなんですよね…。

実際に目の当たりにすると、「すごいことをしている」って分かるのですが。涙

 

なので、少しでも“魅せる”ために、

アサラトは徐々に投げ技などのアクロバティックな方向へと移行していきます。

 

すると、すごい!と思われても、逆に

「難しそう…」と、初心者に対してハードルが上がってしまうんですよね。

 

もったいない!!!

 

 

2、意外と難しい

 

初心者の方はまず、連続して玉をシェイクする技を身に着けるのですが、

これがまず難しいのです。

 

基本的な技は、簡単そうに見えて、けっこう難しいものばかりです。

 

さらに、リズムメイクのやり方はオリジナルで作っていくことになりますし

基本的に音程がありません。

 

リズムメイクのやり方は、これまで感覚に頼る人が多かったのですが、

わたしはこれをマニュアル化して、初心者の方でも始めやすい環境を構築中です。

 

 

3、他の楽器と合わせづらい

 

音が小さいのは練習はしやすくても、実際に演奏するとなると

マイクを通さない限りライブで使える音量にはなりません。

 

ギターや、ピアノ、フルートなどに比べると、生音の音量は負けてしまいます。

 

そして、アサラトはメトロノームのように一定のテンポを作ることが難しいです。

もちろん練習すればできるようになりますが、セッションするのであれば

一定のテンポキープは必要ですので、ほかの楽器と合わせづらいと言えます。

 

 

4、売っている場所が少ない

 

これは本当に大事だと思います。

 

徐々に増えてはいますが、まだ一般的な楽器店では買えません。

I橋楽器さん、S村楽器さんなど、大手楽器小売り店では置いてすらいないのです。

 

目につく頻度が高くなければ、どんなに魅力的なものでも広まりませんので

どんどん楽器屋さんにも登場していくことが

アサラトを始める方が増えるポイントでないかなとわたしは考えます。

 

 


アサラトのメリットとデメリット!まとめ


 

さて、今回はアサラトの魅力をデメリットも含めて書いてみました。

 

デメリットを読んで、やっぱりやめようかな…と思う方もいるかもしれません。

しかし、何か楽器を始めたい…という方にも、アサラトは本当におすすめな楽器ですし、

アサラトシーンはこれからも盛り上がっていくはずです。

 

アフリカでは子どもの頃から振って遊ぶのですから、お子さまでも始めやすい楽器です。

 

今回の記事が、少しでも参考になれば嬉しいです。

 

松尾弥生でした!

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